漢方は経験的に学んだ、効能を規則にまとめたものです

湯、散、丸は製法を表しています

トウ(湯)と名付けられた生薬は薬草等々を煮て、湯の中に成分を滲み出させます。
いわゆる「煎じる」ということで、最もよく使われている製法です。
生薬を煎じる時間や順序によって、抽出される成分が変わってきますので、細かく管理されています。
サン(散)は生薬を粉末状にしてそのまま飲みます。
ガン(丸)は粉末状にした生薬をハチミツなどを加えて丸く固めたものを指します。
3つ以外にも、軟膏状態の「膏」と言った塗り薬もあります。
現在では細粒、顆粒、錠剤、カプセル剤、等々抽出薬として加工され、携帯にも便利で、飲みやすくなっています。
但し、本来の漢方薬の効能と言う点からすれば、やはり湯、散、丸と言う本来の形で服用することが望ましいでしょう。

生薬の薬効について

生薬は「薬性」「薬味」で分類されます。
「薬性」とは生薬の4つの効果を示したものです。
「四気(寒・熱・温・涼)」と言い、熱を冷ませるには「寒性・涼性」を、体を温めるには「熱性・温性」の生薬を体調に合わせ投与します。
「四気」の中には「陰陽」の考え方も含んでいます。
「陰陽」とは人間の基礎代謝のことを言い、代謝の盛んな若者は「陽」であり、代謝の低下した高齢者や体温の低い人は「陰」とされています。
それぞれの状態に適した生薬を処方します。
「薬味」は辛・甘・酸・苦・鹹を「五味」と称します。
辛・甘・酸・苦は大体お判りでしょう。
それでは鹹(カン)とはどのような味なのか?
「鹹」は塩辛い意味を表しています。
鹹味は固いものを柔らかくします。
例えば便秘薬として処方されます。